第76話 IFRS適用に関する最近の動向③


今回は8月25日に金融庁で開催された企業会計審議会の総会・企画調整部会合同会議の内容について記載します。

この時に配布された資料が金融庁のウェブで公開されています。
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/siryou/soukai/20110825.html


当日は各委員がフリートークを展開したようです。
8月30日現在では議事録は上記ウェブでは公開されていません。

上記ウェブからは以下の資料をダウンロードすることができます。

資料1:会計基準をめぐる最近の国際的動向
資料2:今後の議論・検討の進め方

参考資料:在日米国商工会議所(ACCJ)によるIFRSの導入に関するコメント

今回は資料2の「今後の議論・検討の進め方」について説明します。
資料1と参考資料は次回に説明します。



今後の議論・検討の進め方」は8月2日に金融庁企業開示課長に就任した栗田照久氏が事務局案として提案したものです。

国際会計基準の審議にあたり現時点で検討が必要であると考えられる主要な項目の列挙

○ 我が国の会計基準・開示制度全体のあり方

○ 諸外国の情勢・外交方針と国際要請の分析

○ 経済活動に資する会計のあり方

○ 原則主義のもたらす影響

○ 規制環境(産業規制、公共調達規則)、契約環境等への影響

○ 非上場企業・中小企業への影響、対応のあり方

○ 投資家と企業とのコミュニケーション

○ 監査法人における対応

○ 任意適用の検証

○ 国内会計基準設定主体(ASBJ)のあり方

○ 国際会計基準設定主体(IASB)のガバナンス

非常に広範囲にわたり、様々な検討をしていくという、改めての意思表示と思われます。そのためIFRSの導入がどのようになっていくのかは、現時点では、混沌としていると考えられます。

海景君の感想

『IFRSの導入がどうなるのかは、視界不良だな。』

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